ここでは慢性副鼻腔炎とはどんな症状があるのか説明していきます。
「急性副鼻腔炎」のページでも書いていますが、鼻の中には鼻腔という空洞とその鼻腔の周囲にある副鼻腔という空洞があり、副鼻腔には前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形骨洞という4種類があります。この副鼻腔がウイルスや細菌に感染して炎症を起こし、膿が溜まっている状態を副鼻腔炎というのですが、この状態が1ヶ月以上続くなど慢性的に繰り返されることを「慢性副鼻腔炎」と言います。
慢性副鼻腔炎になると倦怠感や頭が重い感じがしたり、臭いが分からないなどの嗅覚障害、集中力がなくなるなど日常生活にも支障が起きるようになります。また、急性副鼻腔炎よりも症状がきつく、気管支ぜんそくを併発したり、鼻の中に鼻茸(はなたけ)と呼ばれるポリープが多発することもあります。
どろどろの鼻汁が絶えず出てくる、鼻づまりがひどい、口呼吸になる、鼻汁が喉の方に垂れてくる、頭痛がするなどのような症状が長く続くようでしたら慢性副鼻腔炎の可能性がありますので病院へ行き診断してもらうようにしましょう。
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